2008年10月22日 (水) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(62)


マハリシ あなたは世界は実在であると主張したがっている。
その実在の原点は何かね。それ自身で存在するものだけが実在であり、
それ自身によってそれ自身を表わすもの、永遠で不変のものが実在で
ある。

世界はそれ自身で存在するだろうか。
世界が、心の助けなしに見られたことがかつてあっただろうか。

眠りの中では、心がないので世界もない。
眼が覚めれば心があるので世界がある。
この不変の付随関係は何を意味するだろうか。


あなたは、科学研究の基礎そのものと見なされている帰納法の論理を
よく知っているはずだ。あなたはなぜ、世界の実在についての問いを、
この一般的な論理の光の中で決定しないのか。

あなた自身についてのみ「私は在る」と、あなたは言うことができる。
それはつまり、あなたの存在は、単なる存在ではないということであ
る。

それは、あなたがそれについて意識する存在である。
実に、意識と同一なものは、存在である。

弟子 世界は、それ自身を意識しないのにもかかわらず、存在します。

マハリシ 意識は、つねに自己意識である。あなたが何かを意識する
とき、あなたは本質的にはあなた自身を意識しているのである。

自己のない意識存在とは、言葉の矛盾である。それは全然存在などで
はない。それはただ属性的な存在である。真実の存在、すなわちサッ
トは、属性的なものではなく、本性そのもの(ヴァストウ)である。

実在はそれゆえに、サット-チットつまり存在-意識として知られて
おり、他のものを排除する単なる一者ではけっしてない。

世界はそれ自身では存在できないのみならず、その存在を意識するこ
ともできない。あなたはそのような世界が実在するとどうして言える
のか。

世界の本性は何かと言えば、それは尽きることのない変化であり、
連続する終わりのない流動である。依存するものであり、非自己意識
であり、変化しつづけるものである世界は、実在ではありえない。

弟子 西洋の経験科学が世界を実在と見なすだけでなく、ヴェーダそ
の他においても、世界とその起源に関する精巧な宇宙論的な論述がな
されています。もし世界が非実在であれば、なぜそのようなことが行
なわれたのでしょうか?

マハリシ ヴェーダその他の聖典の本質的な目的は、不滅のアートマ
ン(自己)の本性を教えることであり、権威をもって「汝はそれである」
と宣言することである。

弟子 わかりました。しかし彼らは、なぜ、世界は実在するとは考え
てもいないのに、あのように膨大な宇宙論的な論述を、長々とやらな
くてはならなかったのでしょうか?

マハリシ あなたが理論において認めたことを、実行の内に取り入れ
なさい。他のことには眼をやる必要はない。シャーストラ(聖典)は、
真理を求めるすべての種類の人々に導きを与えるものである。

すべての人々が同様の精神構造を持っているわけではない。あなたが
容認できないことは、アルサヴァーダすなわち、補助的問題として取
り扱えばよい。



次回につづく


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ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
ブレスレットは移動しましたか
みなさんはブレスレットを移動せずにすみましたか?

わたしの場合は左右にめまぐるしく移動しました。
やれ「目がしょぼしょぼする」やれ「食べ過ぎた」
やれ「疲れた」、朝は「寒い」昼は「暑い」とまあ
文句の多いこと。

これだけ浴びるように文句をいっているわけですから
これをピタッとやめることができたら奇跡的なことが
起きますよ。ホント

不平不満や愚痴は、自分が欲していることではなく、
欲していないことについて言い続けているわけです
からね。わざわざマイナスの自己暗示をかけ続けて
いるようなものです。

ブレスレットは視覚暗示でもありますから、
やったほうがより効果があると思います。


2008/10/22(Wed) 21:44 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
そうでした そうでした
瞑想感覚でしたね。「汝はそれである」・・つい忘れます。むつかしいかぎりです。

夢と目覚めた世界はどちらも実存していない。
う~ん。
やっぱりなんにもわかっていないですねえ^^
理解はしてなくても、自己はここにあるのでしたから、まあ、気楽にいきます。

ろくろくさん、昨日のコメントは具体的でよかったです。やまんばは友達にいただいたビーズの指輪でやってみます。ありがとうございます。
2008/10/22(Wed) 10:29 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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