2008年09月24日 (水) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(55)


マハリシ あなたが、神はあなたがしてほしいことを
為してくださると信じるなら、あなた自身を彼に放棄せよ。
さもなくば、神のことはさておき、あなた自身を知るがよい。

弟子 神あるいは師(グル)は、私のために何か心をつかって
くださるでしょうか?

マハリシ あなたがその二つを求めるなら――それらは本当は
二つではなく一つであり、同じものなのだが――それらは、
あなたがかつて思ってもみなかったほどの心づかいをもって、
あなたを求めていることを信じて、安心しなさい。


弟子 イエスは、失くした銀貨についての寓話を語っています。
その中で婦人は、その銀貨が見つかるまで探しつづけます。

マハリシ そうだ。あの話は、神あるいはグルがつねに、熱心な
求道者を探している真実をよく表わしている。銀貨ではなくぼろ
切れだったら、その婦人はあんなに長い間探し求めはしなかった
だろう。

その意味がわかるかね。求道者は、帰依その他の行為をとおして、
自分自身にその資格を持たなくてはならない。

弟子 しかし人は、神の恵みにつおいてまったくの確信は持てな
いのではないでしょうか?

マハリシ 熟していない心が彼の恵みを感じないとしても、それ
は彼の恵みがないことを意味してはいない。なぜなら、神がとき
どき慈しみがなくなるということは、神であることを中止するこ
とだからである。

弟子 キリストの「汝の信に従って汝に為されるであろう」とい
う言葉と同じでしょうか?

マハリシ そのとおりである。

弟子 ウパニシャッドは「アートマンを知る者のみをアートマン
は選ぶ」と言っていると聞いています。なぜアートマンはすべて
を選ばないのでしょうか?また、選ぶときに、なぜ特定のある人
を選ぶのでしょうか?

マハリシ 太陽が昇るとき、あるつぼみは花開くが、全部ではな
い。それを太陽のせいにするのかね。つぼみは、自身では花開く
ことができない。花が開くためには、太陽の光が必要である。

弟子 マーヤー(幻惑)のヴェールをはぎとるのは、それ自身に
ヴェールをかけているアートマンであるから、アートマンの助け
が必要だと言ってはいけないでしょうか?

マハリシ あなたはそう言うだろう。

弟子 アートマンが、それ自身にヴェールをかけているのだとす
れば、それ自身がヴェールを取り去るべきではないでしょうか?

マハリシ それはそうするだろう。誰にヴェールがかかっている
のか、見なさい。

弟子 なぜ私がそれをせねばならないのでしょう? アートマン
自身にヴェールをはがさせればよいでしょう?

マハリシ アートマンがヴェールについて話しているのなら、
アートマンそれ自身がそれを取りはずすだろう。


次回につづく


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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
モーリス・メーテルリンク
博物神秘学という分類が実際にあるのかどうかわかりませんが、
メーテルリンクは博物神秘学者なんだそうです。

詩集「温室」にしても例の戯曲「青い鳥」にしても、
調べていくにつれていよいよメーテルリンクは只者
ではないことがわかってきます。

1901年の作「蜜蜂の生活」工作舎 には今西錦司さんが推薦文
を書いている。

…思うに、女王蜂の結婚の秘密を暴いた者はほとんどいない。
それは美しい天空の、広大無辺でまばゆいばかりの襞目の中で
おこなわれるからだ…   (本書5章「結婚飛翔」より)

この5章「結婚飛翔」では、
太陽が光りきらめくとき、一万匹以上の求婚者の行列から選ばれた
たった一匹だけが女王と合体し、同時に死とも合体する。

とあります。なんとも本好きの魂を揺さぶられる本ではあります。


■目次より

----------------------------------------------------
第1章 巣箱の前に立って
勤勉な蜜蜂たちの、香り高い精神や神秘にふれるために、
私たちはその巣をこじあけなければならなかった。

第2章 分封(巣別れ)
抗しがたい魅惑の時、分封、それは密の祭典、種族と未来の勝利、
そして犠牲者への熱狂である。

第3章 都市の建設
この街は地表から突き立つ人間の街のようではなく、
空から下に降りてゆく逆円錐形の逆立ちした街だ。

第4章 若い女王蜂たち
彼女は自分の競争相手の挑戦を耳にするや、
自らの運命と女王の義務を知って勇敢に応酬する。

第5章 結婚飛翔
太陽が光りきらめくとき、一万匹以上の求婚者の行列から選ばれた
たった一匹だけが女王と合体し、同時に死とも合体する。

第6章 雄蜂殺戮
ある朝、待たれていた合言葉が巣箱中にひろまると、おとなしかった
働蜂は裁判官と死刑執行者に変貌する。

第7章 種の変化
蜜蜂は自分たちが集めた密を誰が食べるのか知らない。
同様に私たちが宇宙に導き入れる精神の力を誰が利用することに
なるのか、私たちは知らない。




2008/09/24(Wed) 20:44 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
今朝の庭に・・・蝶が・・・
今朝、いつもどうりにコーヒーを手に、庭を見た。
一瞬「ゆき・・?」かと思った。
ひらひら ひらひらひら やわらかく白いものが飛んでいる
以前、公園が側に家がある友人が言ってたことを思い出した
「桜についた毛虫が、一斉に蝶(蛾?)になって飛び立つ時があるのよ。それはそれは美しいの。」
あ~~。これがそのことなんだ・・・
本当、美しいなあ・・・・・・・

いつか きっとみてみたいと思っていた

ひら ひらひら

当分、庭を舞ってどこかへ去っていってしまった・・

ろくろくさん、おはようございます。
メーテルリンクさんの「死後の存続」の本の紹介、ありがとうございます。
「生と死は墓地の踏み段に 仲良く腰掛ける・・」
とても慰められました。そうであってほしいと希望します。



2008/09/24(Wed) 11:20 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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