碌々(ろくろく)ブログ

先哲の教え、言葉などを通して  心身の健康、真の幸福  そして人生成功の秘訣を  共に探求していきましょう

マハリシの福音(6) …… 仕事と放棄(6)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(29)


マハリシ ジュニャーニにあっては、サマーディ、眼覚め、
夢のある眠り、深い眠りのそれぞれの状態は、

牛たちが動いている状態、立ち止まっている状態、くびきを
解かれた状態のように通り過ぎてゆき、その乗客は眠っている。

あなたが仕事について出した結論は、アジュニャーニ(無知な人)
の見地からやってくるものである。さもなければ、このような
問いが起こるはずはない。


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2008-06-30 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 3  |  tb : 0

マハリシの福音(5) …… 仕事と放棄(5)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(28)


マハリシ オペレーターを必要とすることも含めた身体の諸機能は、
心の内に生まれる。身体はジャダつまり無感覚のものであり、
感覚を持つオペレーターが必要だからである。

人々が自分をジーヴァ(個我)であると考えるゆえに、クリシュナは、
神はジーヴァのオペレーターとしてそのハートの内に住み給う、
と言ったのである。

実際には、ジーヴァもなく、オペレーターもない。
いわば他のものは何もなく、自己がすべてを含む。


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2008-06-29 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

マハリシの福音(4) …… 仕事と放棄(4)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(27)


ひとりの旅人が、二頭立て牛車の中で眠ってしまった。
牛たちは旅の間じゅう動き、立ち止まり、
ときにはくびきをはずされたりもする。

旅人はそれらのことは知らぬまま、
眼が覚めると別の場所にいる自分を見いだす。

ありがたいことに彼は、道中のできごとには無知であったが、
それでも旅は終わったのである。自己と人との関係も同じで
ある。

つねに目覚めたものである自己とは、牛車の中で眠っていた
旅人のことである。


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2008-06-28 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

マハリシの福音(3) …… 仕事と放棄(3)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(26)


弟子 バガヴァンは昨日、人が「内」なる神の探究に熱中していれば、
「外」なる仕事は自動的になされてゆくだろう、と言われました。
シュリ・チャイタニアの生涯にあってもそのようなことがいわれています。

チャイタニアは弟子たちを教えている間にも、
実は内なるクリシュナ(自己)を求めつづけており、
自分の身体のことはすっかり忘れて、
ただクリシュナのことだけを語りつづけたということです。

このことについて、そんなことをすれば仕事が安全に行なわれるだろうか
という疑問があります。人は、肉体上の仕事に部分的な注意を払うべきで
はないでしょうか?


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2008-06-27 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

マハリシの福音(2) …… 仕事と放棄(2)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(25)


弟子 師は、私たちに死者を見せてくださることができますか?

マハリシ あなたは、親類の死後のことをぜひとも知りたがって
いるが、生まれる前の彼らのことは知っていたのかね。

弟子 モクシャ(解放)への道において、
グリハスタ(家住者)はどのような位置を占めるのでしょうか? 
解放に到るためには、どうしても托鉢生活をせねばならぬ
ということはないのでしょうか?

マハリシ なぜあなたは自分をグリハスタと思いなすのかね。
そういうことであれば、あなたがたとえサンニャーシン(遊行者)
になっても、今度は自分がサンニャーシンであるという想いに
とらわれてしまうだろう。


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2008-06-26 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

マハリシの福音(1) …… 仕事と放棄(1)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(24)


弟子 人間にとって、霊的経験の最高目標は何でしょうか?

マハリシ 自己実現である。

弟子 結婚した人が自己を実現できるでしょうか?

マハリシ もちろん。結婚していようといまいと、
人は自己を実現することができる。
なぜなら自己は、今ここにあるからである。

もしそれが今ここになく、
いつかある時のある努力によって到達できるものであり、

新奇なもので外部から獲得するようなものならば、
それは追求する価値のないものである。


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2008-06-25 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

霊的な教え(16) …… 達成(アールダー)(4)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(23)


13 もしそうなら、学んだり(聞いたり)反省したりするなどの
すべての努力は、無益なことになるのではないでしょうか?

いや、そうではない。束縛もなければ解放もないという固い確信
が、すべての努力の至高の目標である。直接体験によって、大胆
にも束縛も解脱も存在しないと知るこの目標は、

今言う訓練の助けなしには到達しうるものではない。
それゆえ、それらの努力は有益である。


14 束縛もなければ解脱もないと言われていることには、
何か典拠となるものがあるのでしょうか?


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2008-06-24 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 3  |  tb : 0

霊的な教え(15) …… 達成(アールダー)(3)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(22)


9 聖者は聖典(シュルティ)から何を学ぶのでしょうか?

それらの聖典に述べられている真理の具現者である聖者には、
それらは何の役にも立たない。


10 超自然力(シッディ)を得ることと、解脱(ムクティ)を
得ることとは何か関係があるのでしょうか?

光明に満ちた問いかけの道だけが解脱に導く。超自然力は
すべて、マーヤーの力(マーヤーシャクティ)によって
作り出される見せかけの幻である。

永遠のものである自己実現だけが真実の成就(シッディ)である。


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2008-06-23 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

霊的な教え(14) …… 達成(アールダー)(2)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(21)


5 絶えることのない至福を望まぬ者はないのに、すべての聖者
(ジュニャーニ)がヴァリシュタまで行かないのはなぜでしょうか?

そこには単なる努力や願いによって到りうるものではない。
カルマ(プラーラブダ)がそれを決める。エゴは、第四段階において
すでにその源とともに死滅している。

その上まだ何かを願い、努力をする必要はない。努力している
かぎりは、彼はまだ聖者(ジュニャーニ)ではない。

聖典(シュルティ)はヴァリシュタについて特別扱いをしているが、
他の三段階の人々が無明の人だとは言っていない。


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2008-06-22 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 2  |  tb : 0

怒ると血液は直ちに黒褐色になる

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (40)


いまから五年前に、フランスの生理学者である
セリエ博士が、朝日新聞へ来てストレスの講演をした。

それで始めてストレスというものがあることに気がついた。
それまでは、全然気がつかないで、ただぼうっと生きている
人が多かったのです。

そこで、これから観念要素の更改について話しましょう。
これはまた、あなた方の多くが気がついていない。


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2008-06-21 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

学者のいうことなんか、当てにならない

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (39)


前から私は、こういうことを知っていた。
無線電信の可能性をイギリスでバクスレーが説いたのは、
いまから百年前。

人間が遠くに離れていて、そこに何の媒介物質なくして、
空間を通して自分の考えを向こうに伝えることが出来る
ようになる。

その当時の学者はこれを、まじめな科学研究をしている
人間に与えた大侮辱だというので、バクスレーを牢に
放り込んでしまった。

ね、生きてりゃ報いられたのに運の悪い人だった。


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2008-06-20 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

心は心の方から直さないと強くなれない

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (38)


真理は厳粛です。その体てェものは、
心が強くならなければ決して強くなれない。
それを誰も知らない。

心をおっぽり出しておいて、
心はどんなに神経過敏でも、
肉体だけがどんどん強くなるてェことは絶対にない。

お医者さんで私の言っていることが嘘だと思ったら、
手をあげてくれ。誰もありませんよ。
そんなことをいう奴はいないもの。


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2008-06-19 | 健康法 |  コメント : 0  |  tb : 0

「健全な肉体に健全な精神がやどる」は誤り

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (37)


とにかく、いまの医者の言葉でもわかるように、
たいていの病はまず心を強く、第一番に病を
気にしないようにすることはよくわかった。

たしかにそれに違いないが、しかし、
体が悪かった日には、心というものは、
いくら強くしようと思っても強くならないんだな。

頭痛ひとつしたって、腹がひとつ痛んだって、
げんきがなくなるところを見れば、これは大事だ。


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2008-06-18 | 健康法 |  コメント : 0  |  tb : 0

おだてに乗りやすい人間がいる

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (36)


これでよく、医者としての営業が成り立つな、
と思ったら、診察料が馬鹿に高い。

日本の医者は、薬を売りつけなければおまんまが
食えないから、余儀なくこういう場合には、
いらない薬でも売ります。

相手が金があって、神経過敏だと思えばなおのことです。
だから、日本の医者の仲間にはいやな言葉がある。

ヤトウゼニック。ドイツ語ですがね。
おだてに乗りやすい人間がいる。




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2008-06-17 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

そしてついに、その原因をさぐり当てた

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (35)


学者がどうでもかまうことあるか。
俺は生まれつき弱かった人間じゃないんだから、

また生まれつき弱かった人間に立ち帰るのに、
なに面倒なことがあるか。

俺は学者の言うことを信ずるよりも、
自分で自分を研究する。
そういう気持ちになったのであります。

あのとき、私も、まァ学者がそういうなら駄目か。
じゃあ、これもこの俺の、この世に生まれた業かも
知れねェから、しょうがねェや。

あきらめて死んじまうか、
ということになったかも知れない。


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2008-06-16 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

死刑の宣告を受け、断頭台にまで上った私だ

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (34)


ところが、その発見の喜びも束の間、嬉しいな、
と思ったと同時に、はたと大きな壁につき当たったんだね。

いまでもそうであるが、当時はなおさら、精神科学者でも、
実験心理学者でも、感応性能のあることは学問的に知って
いても、

その感応性能という、心の働きをおこなう中枢神経が弱いか
強いかは生まれつきで、人間の、人為的な方法や工夫では
それ以上どうにもならないんだ、というディグニションを、
どういう点から割り出したものか、一応持っていたんであり
ます。


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2008-06-15 | 健康法 |  コメント : 1  |  tb : 0

心の働きを支配している中枢神経

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (33)


病は薬よりも、まず心だよ。
病を気にしているかぎりは、永久になおらねェ、  
ということを、パリの医者だけは言ってくれた。

日本の医者は絶対にそうは言いません。
日本の医者は曖昧なことをいうのが得意であります。

診察して帰りがけに、相手がお金持ちで、金払いが
よければよいほど、医者だか幇間だか分からないほど
頭を下げて、「お大事に、」という。


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2008-06-14 | 健康法 |  コメント : 1  |  tb : 0

病は薬よりも、まず心だよ

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (32)


あわて者の私がその先覚者だ。
そっちのことにちっとも気がつかない。

それをインドの聖者から、
お前は自分の体のことばかり考えて、

つまり、川上のことはそっちのけで、
川下だけを掃除しようとしている。

そのことを教えてやるから来い、
と言われて連れて行かれた。


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2008-06-13 | 健康法 |  コメント : 0  |  tb : 0

心と体は、一筋の川の流れのごとく

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (31)


そのときに、この喉のところに食道と気道との別れ道がある。
微妙なるかな人体組織よ。パッと飲み込んだ瞬間に植物神経が
働いて食道の方へ通す。

この食い物が、とくに液体になっているんだから、ドロドロの
麦芽状態で、あやまってフッと肺の中へはいったら大変だ。

嚥下性肺炎というものを起こしちまう。これを起こしたら、
どんな医者が来ても駄目です。病がひどくなると、嚥下性肺炎
になる。健康でいる間はそれは起こりません。


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2008-06-12 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

3 真理の発見(成道) Discovery (1)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(10)


あらゆる世俗的な束縛から自由になったシッダールタは、
過去の生活から自分を象徴的に切り離すアノーマー川に
背を向け、さすらいの苦行者の生活をはじめた。

こうした人は、当時も今もインドでは珍しくない。
シッダールタは、食べ物を乞い、どこにでも寝泊りする
ごくあたりまえの修業生活に入った。

人びとは王子を聖者、苦行者と呼び、王子をよく知って
いる者はガウタマと、姓で呼んだ。しかし、シッダールタ
の本当の素性に気づく者は誰もいなかった。


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2008-06-11 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 1  |  tb : 0

2 人生の真相(四門出遊) The Human Condition (4)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(9)


王子は、眠っている人びとを起こさないようにそっと立ち上がり、
お供のチャンナを呼び、長旅の準備を整え、愛馬カンタカに
鞍を置くように命じた。

出発前に、王子はしなければならないことがあった。
俗世を捨てる決意をしたときにちょうど生まれた息子を、
まだ見ていなかったのである。

そこで、宮殿を出る途中に、王子は子どもとその母親が
眠っている部屋に立ち寄った。ヤソーダラーは、赤ん坊の顔を
手でかばうようにして、添い寝していた。

シッダールタはしばらくの間、苦しいディレンマと闘った。
もし、子どもの顔を見るために妻の手をはらえば、彼女は目を
さまし、出発を止めるであろう。


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2008-06-10 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 1  |  tb : 0

2 人生の真相(四門出遊) The Human Condition (3)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(8)

シッダールタは馬を停めて、チャンナにたずねた。

「あれは誰だ。人間なのか、それとも神なのか。
まるで、この世の悲しみや喜びと関係がないかの
ように落ちつき、悠々と立っているではないか。」

そこで、忠実なチャンナは答えた。

「ご主人様、あれは苦行者です。老齢や病気や死が
人間を苦しめるありさまを見て、人生のなぞを解明
しようと俗世を捨てた人です。

苦行者には、洞穴や森の中の仮住まいの他に家が
ありません。日に一度のつましい食事にじゅうぶん
なだけの食べ物を請い求め、実質な修業生活を送り
ます。


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2008-06-09 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

2 人生の真相(四門出遊) The Human Condition (2)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(7)


「チャンナ、これは珍しいことなのか。
それとも、誰にも起こることなのか。」

「病気にならない人はいません、ご主人様。」
と、チャンナは答え、安心させるつもりでつけ加えた。

「しかし、食事に注意し、からだを清潔にし、
よく運動すれば、健康でいられるでしょう。
心配することはありません。」

王子は叫んだ。
「心配する必要がないだと! 先日は老いの恐怖をまのあたりにし、
きょうは、この男のようなみじめな状態を誰もが避けられないと
知った。ああ、なんということだ!」


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2008-06-08 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

2 人生の真相(四門出遊) The Human Condition (1)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(6)


スッドーダナ王はあらゆる楽しみを与えたが、
王子は退屈で、じっとしていることができなかった。

そしてある日、馭者であり、従者であるチャンナを呼んで、
田舎へ遠乗りに出かけた。

チャンナは、蓮の花ように純白無垢の、名高いシンドゥ産
の名馬を四頭選んで立派な馬車につないだ。

神のように威厳に満ち、
まばゆく輝くシッダールタが手綱をとった。

しばらく行くと、背中が曲がり、疲れたようすの老人がひとり
路傍にたたずんでいるのに出会った。


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2008-06-07 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

1 黄金の王子誕生 The Goleden Child (5)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(5)


言い争いは続き、ついにシッダールタはこの事件を
賢者たちの法廷にもち込むことを提案した。

証言がすべて聞かれた後、次のような判決が下された。

「生命は、それを救おうとする者に帰属する。
ただ生命を奪おうとする者は、それを要求することはできない。
したがって、傷ついた白鳥を得る権利は、シッダールタにある。」

一方スッドーダナ王は、王子が誕生した折のバラモンたちの予言
をずっと心にかけていた。


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2008-06-06 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

1 黄金の王子誕生 The Goleden Child (4)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(4)


当時の貴族の間で一夫多妻はめずらしいことではなく、
マハーパジャーパティもスッドーダナ王の妻であった。

経典によると彼女自身、マハーマーヤー王妃の
亡くなった日に子どもを出産している。

しかし、自分の息子は乳母にまかせ、
実母が子どもに注ぐすべての愛情をこめて、
シッダールタを実の子同然に育てたのであった。

数年して、シッダールタは学校へ入り、
他の貴族の子弟と交わるようになった。
シッダールタの才能は、ただちに教師たちを驚かせた。


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2008-06-05 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

1 黄金の王子誕生 The Goleden Child (3)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(3)


〈悟り〉という概念は、当時、熱心な
宗教者たちの間でよく知られていた。

ブッダの伝記が示すように、人里はなれた場所で行う苦行や、
僧院での修業によって、多くの人びとが悟りをひらこうと
努力をしていた。

〈ブッダ〉という語は、元来賢者を意味し、悟りをひらいた
と評判の高い聖者に用いられることがよくあった。

しかしその当時でも、苦行のために王子が王位承継権を放棄
するという考えは、想像もつかないことであった。


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2008-06-04 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

1 黄金の王子誕生 The Goleden Child (2)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(2)


ブッダの生涯についてひき続き述べる前に、
歴史的な背景に少しふれておこう。

当時、今から二千五百年ほど前の北インドでは、
中央アジアから進入してきたアーリア人が定着し、
すでに複雑で洗練された文明を、高度に発展させていた。

〈ヒンドゥ〉という語はずっと後に造られたものであり、
当時はなかったものだが、いわゆるヒンドゥ社会の主な
要素は確立していた。

そのうち、もっともはっきりしていたのは、
カースト制度である。


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2008-06-03 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 0  |  tb : 0

1 黄金の王子誕生 The Goleden Child (1)

H. サダーティッサ著 桂紹隆・桂宥子訳「ブッダの生涯」立風書房より(1)


紀元前六世紀、今日のインドとネパールの国境に近い
ヒマラヤのふもとに、サキャ族という王族が治める、
小さな国が栄えていた。

その都はカピラヴァストゥとよばれ、
周辺には小さな村や町が点在していた。

王国の南にはコーサラ国があり、
さらに南方にはマガタ国があった。

これは、今日のインドではビハール州、ラージギル
あたりに相当する。東にはコーリヤ国があり、
サキャ族の王、スッドーダナの后、マハーマーヤー
王妃はこの国から嫁いできたのであった。


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2008-06-02 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 1  |  tb : 0

霊的な教え(13) …… 達成(アールダー)(1)

ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(20)


1 知識を達成した状態とはどのようなものでしょうか?

自己の内に、努力せずして堅固に在る状態である。
自己と一つのものになった心は、どんなときにも
再び以前のように立ち現れることはない。

すべての人々は、自然にいつでも「自分は山羊ではなく、
牛ではなく、その他の動物でもなく、人間である」と
思っている。

それと同じように、知識を達成した人は、自分の肉体に
ついて想いを馳せるときでも「この自分は身体とともに
始まる原理(タットヴァ)ではなく、

音声(ナーダ)とともに終わるものでもなく、存在-意識-
至福の自己である」と思っている。


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2008-06-01 | 悟り 解脱 道 覚醒 真理に目覚める |  コメント : 1  |  tb : 0

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