碌々(ろくろく)ブログ

先哲の教え、言葉などを通して  心身の健康、真の幸福  そして人生成功の秘訣を  共に探求していきましょう

未済

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (80)


老人の知恵というとすぐに想起する書物に
「易経」がある。

三千年も昔に中国で書かれた書物であるが、
今読んでもまったく素晴らしいものである。

現在では「易」というと易者のする占いの
ことと考える人が多いと思うが、

「易経」はもともとそのようなことを意図
したものではない。


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2008-05-12 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 5  |  tb : 0

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (79)


表題の字を読者は何と読まれただろうか。
「きずな」と読まれたことだろう。

親子の絆を大切にしようなどというときに
用いられる。しかし、これは平安時代の物語
などを読むと「ほだし」と読まれ、

それは馬の足にからませて歩けないようにする
綱を意味し、出家して仏門に帰依したいときに、

親子の情などの「ほだし」が邪魔になる、
という意味に用いられているのである。


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2008-05-11 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 3  |  tb : 0

女性の老師

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (78)


禅の老師といえばだれしも男性を
イメージすることだろう。

どうして女がなってはいけないのか
という人もあるし、いつか紹介した
禅の「十牛図」にしても、

どうして男性の老人と子どもなのか、
女性ではいけないのは、と言った人
もある。

ところが、女性の老師は立派に存在
している。


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2008-05-10 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 3  |  tb : 0

老夫婦

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (77)


夫婦も老年になってから、
途方もなく相手を嫌に感じるときがある。

そのときに、男女間で感じ方に差が
あるように思われる。

女性の側からの嫌悪感の表現としては、
「ぬれ落葉」というイメージが既に提出
されているようだ。

夫を「ぬれ落葉」と感じるとき、妻としては
そのべたつきに耐えられない感じがすること
だろう。




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2008-05-09 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 3  |  tb : 0

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (76)


最近は学校にいかない子どもが増え、
「登校拒否児」をどうすべきかがいろいろと
論じられている。

数年前のことだが、次のような子が居て、
深く印象に残っている。

小学四年生の男子。登校拒否ということで
心理療法を受けるために来談した。


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2008-05-08 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 3  |  tb : 0

秘密

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (75)


名古屋で精神科を開業しておられる大橋一恵
先生が老年期について論じるなかで、

次のような例を発表しておられる(岩波講座 
精神の科学6『ライフサイクル』)。

七十歳の女性が五十年前に人を傷つけるような
行為をしたため、最近になってそのことを
人から責められて困る、という訴えで来診された。


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2008-05-07 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 2  |  tb : 0

自伝

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (74)


年老いた親とつきあってゆかねばならない人に、
次のようなことをよくおすすめしている。

それは、一週間に一度とか、親に会う日をきめ、
そのときに思い出話を聞かせてもらって、

それを素材としながら、親が「自伝」を作られる
のを手伝うのである。


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2008-05-06 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 2  |  tb : 0

青春の夢

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (73)


青春の夢が自分の人生のなかで成就されながら、
年を重ねてゆく。そんな人生は素晴らしい。

こんなときの「夢」は希望とか理想
とかいう意味で言われるのだが、

文字どおり、本当に見た「夢」が成就されて
ゆくという話がある。


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2008-05-05 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 2  |  tb : 0

老いと病

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (72)


前頁に述べたように、「新時代の医療文化を
どのように構築してゆくか」というシンボジウムに
参加した。

そのときに、免疫学者の多田富雄先生の言われた
ことが強く印象に残った。それを端的に言うと
「老いは病ではない」ということである。

多田先生は『老いの様式』(誠信書房)という書物も
編集しておられ、それには興味深い議論が展開されて
いて、一度お考えを聴きたいと思っていた方である。


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2008-05-04 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 2  |  tb : 0

新時代の医療

河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (71)


平成三年六月十三日に日本病院学会が開催され、
「新時代の医療文化をどのように構築してゆくか」
というシンボジウムに、皆さんよくご存じの、

NHK解説委員の行天良雄さんの司会で、
歴史学の木村尚三郎、評論家の上坂冬子、
免疫学の多田富雄という錚々たる先生方に
伍して参加してきた。

新時代の医療という点で、どの演者も共通して、
老いと死のことを話題に取りあげたのが
非常に印象的であった。


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2008-05-03 | 深層心理、精神分析 |  コメント : 2  |  tb : 0

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