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2006年05月31日 (水) | Edit |
新谷弘実著「病気にならない生き方」サンマーク出版より (4)


入院した経験をおもちの方はわかると思いますが、
今の病院食というのは、何かというとすぐに
「お粥」を食べさせます。

とくに内臓を手術した後の患者などには、
「胃腸に負担をかけないように三分粥から
始めましょう」と、

いかにも体を思いやっているような言い方をします。
でも、これは大きな間違いです。


私は、胃の手術をした患者さんにも最初から
普通食を提供します。

普通食がよいのは「よくかむ」ことが必要だからです。
よくかむことは唾液の分泌を促します。
唾液の中には消化エンザイム(酵素)が含まれており、

かむことによってエンザイムと食物がよく混ざり合い、
食物の分解がスムーズに進むので
消化吸収がよくなるのです。

しかし、お粥だと最初からどろどろしているので、
ろくにかまずに飲み込んでしまいます。
そのため、やわらかいはずのお粥は、

エンザイムが十分混ざっていないため消化が悪く、
よくかんだ普通食のほうが消化がよいとという
皮肉な結果になるのです。


私は胃の手術をした三日後の昼食に、
普通のお寿司を出したこともあります。

ただし、そのときには「ひとくちあたり七十回は
かんでください」ときちんと指導します。

よくかむということは、病人に限らず消化吸収を
スムーズに行うためにとても大切なことです。

とくに胃腸に問題のない人も、
普段から三十~五十回はかむように
心がけることをお勧めします。


病院食によく見られるもう一つの間違いは
「牛乳」です。牛乳に含まれるおもな栄養素は、
タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、ビタミンです。

なかでも牛乳は日本人に不足しがちなカルシウムを
多く含むという理由で、とてももてはやされています。

でもじつは、牛乳ほど消化の悪い食物はない
といっても過言ではありません。
それほど牛乳は消化が悪いのです。

牛乳に含まれるタンパク質のやく八割を占める
「ガゼイン」は、胃に入るとすぐに固まってしまい、
消化がとても悪いのです。


さらに、市販の牛乳は脂肪分を均等化させるために
攪拌しています。攪拌するときに牛乳に空気が
混じり、乳脂肪分が過酸化脂質になってしまいます。

過酸化脂質というのは文字どおり
「酸化がとても進んだ脂」という意味です。

わかりやすくいえば「錆びた脂」です。
これは活性酸素同様、
体に非常に悪い影響をおよぼします。

・・・・・・
その証拠に、市販の牛乳を母牛のお乳の代わりに
子牛に飲ませると、その子牛は四、五日で
死んでしまうそうです。

エンザイムのない食物では命を養うことは
できないということでしょう。



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テーマ:元気になるヒント
ジャンル:心と身体
コメント
この記事へのコメント
大好きな牛乳
無調整の豆乳が美味しいですよ。
最近はもっぱら豆乳を飲んでます。

牛乳がアトピ-や花粉症などのアレルギー体質の
原因でもあるらしい。
2006/06/01(Thu) 09:27 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
消化構築プロセスを呼び起こす必要
なるほど、釈尊は覚醒したあと、
断食をやめ、スジャータから乳粥をもらい食べましたた。
2006/06/01(Thu) 09:20 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
やまんばは悲しい
大好きなコーヒーを控えたら、またまた大好きな牛乳もいけないといわれる。ストレスがたまりそう。飲みたかったら飲む。飲みたくなかったら飲まない。ということにします。よく噛んでは、実行します。
2006/06/01(Thu) 09:19 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
食習慣は科学では説明できません
 古来から、消化構築プロセスが衰えた人体に、「お粥」と「牛乳」が与えられたのは、怠惰な思考の臓器に、覚醒させるような思考を行わせるためであると考えられます。
 人類は、古く(人類発祥の年代)は、粥とミルクを食していました。粥は、稲、つまり太陽食と呼ばれ、ミルクは、月食と呼ばれていました。
 粥とミルクを幼児期に、現在でも、離乳食として与えるのは、その時代の記憶を魂に呼び起こす行為といえるでしょう。
 そこから病人は、幼児のように、臓器に消化構築プロセスを呼び起こす必要が考えられ、習慣、伝統として、特有の民族に、病人に粥やミルクを与える名残りとなったようです。
 しかし、現代人は、ここでいう古来の人体とは、構成やバランスが、全く異なっているので、将来、より現代人にあった、臓器の思考を呼び起こす食物が必要となるでしょう。
 現代人にあう病人の食が問われてよい時期です。
2006/05/31(Wed) 16:09 | URL  | 錬金術者 #-[ 編集]
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